「私の子供時代の思い出だったんです」と彼は言う。諦めきれず数日を掛けて探したが、実りはなかった。「それに関しては、とても苦痛を感じています」と無念の胸中を語る。

ガザ市から何度も避難を繰り返したスハ・アラムさんは、家にほとんど何も残されていないと嘆く。彼女は北部に残った友人に家の様子を確認してもらったが、壁の穴から侵入した略奪者によってすべてが盗まれていたと知らされた。