やりたいなら、やっちゃえば?
「忙しい」=「時間がない」という先入観を捨てて、「やってみたい」「行ってみたい」と思ったときは、後のことなんか考えずにまずは実行する。そんな衝動に駆られることは、そう何度もあるわけではありません。
少し無理をして休暇を取ってでも、やりたいことはとにかく“やってみる”べきだと思うのです。
「スカイダイビングに挑戦したい」「完成する前にサグラダ・ファミリアを見たい」といった大それたことではなく、“小さな衝動”もありますよね。
たとえば、寝る前に少しだけのつもりで読み始めた本が、面白くて止められない。でも、明日も忙しいからもう寝なければ。でも、先が気になって眠れない……。
そんなに面白いのなら、朝まで読んでもいいじゃないですか。一晩くらい徹夜したって、どうってことはないのです。
「味気ない毎日」を創り出している真因
長年応援してきたスポーツ選手が引退するとします。引退試合に行きたいな……と思う。でも、その頃は忙しいから、チケットを取っても行かれないかもしれない……。
当たり前ですが、引退試合は一度きりです。それを逃したら、現役時代の雄姿は二度と見られないのです。
忙しい、時間がない――と考える限り、時間に縛られた(ような)日々が続きます。
ずっと後になって、「あのとき、やっておけばよかった」「あれが最後のチャンスだった」と後悔しても後の祭りです。
忙しさの何割かには、どうにかできる時間が含まれているはず。真剣に取り組めば、やりたいことをやるための時間くらい、なんとか捻りだせると思うのです。
「忙しさ」を理由に、やりたいことを我慢する。「忙しさ」を、味気ない毎日の言い訳にしてはいけません。