イライラはストレスに対する防衛反応の1つですが、人がストレスを感じたときの反応の仕方には2種類あります。前に出るか後ろに下がるかです。ファイト(fight)かフライト(flight)か。戦うか逃げるかです。これを心理学では「ファイト・フライト仮説」と呼んでいます。

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イライラは実は“前向き”ストレス

ではイライラはどうかといえば、攻撃性を含んだ防衛反応=ファイトだと言えます。ですから、イライラに対する最良の対応法は、「鎮圧」することよりむしろ「利用」することです。イライラ感を攻撃的な前向きのエネルギーに換えてしまうことです。

例えば上司に企画書を突き返されたら、そのイライラ感を「よしッ、あいつをギャフンと言わせるような企画書を作ってみせるぞ」と仕事のモチベーションに転化してしまう。営業職なら「え~い、あと10軒、飛び込んでやるッ」と、馬鹿力に換えてしまえばいいのです。「窮鼠、猫をかむ」です。