航一が夫や父親としてはちょっと頼りなく見えたワケ
子育ては、自分の父や百合さんに任せた方が子供にとって間違いないだろうと思っていたので、子供のことや家庭のことを顧みなかった。自分の殻に閉じこもるということは、成長しないことなので、無責任に見えるのは、自己肯定感の低さがそうさせているのだと思いながら書きました。
とはいえ、航一さんは自分に自信がなく、ある意味押し付けのような一方的な愛を子どもに対して持っている。その愛の一方通行ぶりも自覚しているから、優秀な自分のお父さんと百合さんに育てられた方が良いに違いないと、自分の中で愛情に蓋をし、勝手に結論を出してしまったんですね。
しかし、そんなところから、寅子と巡り合い、再会を果たし、だんだんと恋心が芽生えていく。そんな中、自分を徐々に嫌いじゃなくなっていったわけです。航一に思いを告げた寅子に対し、航一が「あなたといると、つい蓋が外れてしまう。全て諦めたはずが、ついあなたのように人に踏み込んでしまう。驚くことにそんな自分が嫌いじゃない。それだけで、あなたと出会えて良かった。それだけで十分です」というセリフがありました。そこから前出のやりとりに続きます。
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