資産凍結の有効性

第二に、プーチン大統領個人やその権力を支えるオリガルヒなどが保有する資産を凍結し、彼らの個人資産を動かせなくする手段もある。これにより経済的な苦痛を与え、制裁解除しなければ自らの富を失うという状況を作り出すことで、プーチン大統領への忠誠心を失わせる、あるいはプーチン大統領が制裁解除に向けて動き出す可能性を高めるという方法である。

しかし、プーチン大統領を支えるオリガルヒの富は、元々プーチン大統領によって庇護されていたものであり、むしろプーチン大統領の意向に反するような要求をすれば、その富が奪われる可能性が高い。

過去にもプーチン大統領と対立した石油会社のユーコスの社長であったホドルコフスキーは財産を没収され、今は亡命生活を余儀なくされている。プーチンに異議を唱えたオリガルヒの中には、ビルから転落するなどして不審な死を遂げた例も複数ある。