どこに沼地があったのか

池袋駅の東口(実は北口といった方が近い)に「いけふくろう」なる石像が設置されたのは1987(昭和62)年のことである。それまで「国鉄」と呼ばれていたのを「JR」と改称したのを記念して建てられたものである。「梟」の形をしているが、それはただの語呂合わせに過ぎない。その像の後ろに次のようにある。

「池袋」という地名の由来は袋のような盆地の窪地に多くの沼地があった。このような地形の印象から「池袋」というようになったのではないだろうかと言われている。この表現そのものは間違っているとは言えない。問題はその「沼地」がどこにあったかである。

池袋駅近くにはもう一つ「池袋」地名に関するモニュメントがある。西口を出て左手にあるホテルメトロポリタンの前に「元池袋史跡公園」という小さな広場がある。そこに「池袋地名のゆかりの池」という碑が立っている。その脇に「東京都豊島区教育委員会」の名でこう説明されている。