投資をするならNISAを使わない手はない

成長投資枠が多く利用されている理由に触れる前に、NISAについて、少しだけおさらいしておきましょう。

NISAには以下のような特徴があります。

・投資で得た分配金(配当金)や売却益などが非課税
・非課税の期間は無期限
・年間120万円までの「つみたて投資枠」と、年間240万円までの「成長投資枠」があり、併用できる
・生涯の非課税枠は1800万円

1800万円まで非課税で、それが無期限で続くのですから、投資をするならNISAを使わない手はありません。「投資をするか、しないか」といえば、預貯金だけで資産をつくるのは難しく、やはり投資の必要性が高いといえます。

NISAの王道は本当に「長期・分散・積立」なのか?

NISAは、そもそも国民の資産形成を支援するために設けられた制度であり、「長期・分散・積立」というフレーズも度々耳にします。

「長期・分散・積立」は、投資のリスク抑えるために効果的な方法と考えられており、毎月、無理のない金額で積立投資を行い、長期で増やしていく、というのは、誰にでもはじめやすく、続けやすいという強みもあります。

にもかかわらず、現実には「成長投資枠」のほうが多く利用されているのです。