ノート市場で久々のヒット商品が登場した。通称「東大ノート」と呼ばれる、罫線にドットを入れたノートとルーズリーフのシリーズである。

コクヨS&Tクリエイティブプロダクツ事業部 <strong>田畑幸辰</strong>●2004年、コクヨ入社。以来、文具全般の新商品の企画を手がける。
コクヨS&Tクリエイティブプロダクツ事業部 田畑幸辰●2004年、コクヨ入社。以来、文具全般の新商品の企画を手がける。

東大ノートといわれる所以は、実際に東大合格生のノート200冊以上を収集し、その使い方を参考にして開発されたため。罫線上のドットは、書き出しの目印や作図の目安として利用できる。実際の合格生のノートの書き出しが、大見出し・小見出しなどの階層ごとに揃えてあって見やすいことなどに着目して、この様式が採用された。一方で、使い方を限定しすぎないよう縦の補助罫などは入れていない。