古今の偉人たちは、人生という“持ち時間”を存分に使い倒す。我々にも等しく配られているこの貴重な資源、活かす術は、彼らの言葉の中にある。
■カルロス・ゴーン(日産自動車会長兼CEO)
経営における迅速さと
いうものは、実をいうと、
決定の迅速さではなく
行動の迅速さ。
大切なのは、
問題を発見してから、
その問題が実質的に解決
されるまでの速さなのです。
■林野 宏(クレディセゾン社長)
人生で最も大事なのは、
「短い」と
感じられる
時間を
どれだけ
多く
持てるか
だと思っています。
■孫武(中国・春秋時代の兵法家、『孫子』著者)
兵は拙速を聞く
も、未だ巧の久しきを
睹(み)ざるなり。兵は勝つを
貴び、久しきを貴ばず。
大意・戦いはスピードが第一。長時間、器用に戦って勝った例はない。
■K・V・クラウゼヴィッツ(旧プロイセン(現ドイツ)・軍人、『戦争論』著者)
勝者には、
勝敗の決定が
迅速であれば
あるほど
都合がいいし、
敗者には、持続時間が
どんなに長くても
長すぎるということはない。
■原田泳幸(マクドナルド・ホールディングス会長兼社長兼CEO)
ある部署が「人が
足りません」と
言ってきたら、
4人を8人に
増やすのでは
なく、逆に4人を
2人にした
ほうがいい。(中略)
人数が倍になれば、
無駄な会議が4倍ぐらい
増えるからです。
■A・R・ビネ(スイス・神学者)
一番多忙な人間が、
一番多くの時間をもつ。
■安岡正篤(思想家・陽明学者)
死中活あり
苦中楽あり
忙中閑あり
壷中天あり
意中人あり
腹中書あり