古今の偉人たちは、人生という“持ち時間”を存分に使い倒す。我々にも等しく配られているこの貴重な資源、活かす術は、彼らの言葉の中にある。
■F・W・ニーチェ(独・哲学者)
物事を完成させるには、
才能や技量よりも
時間による熟成を信じ
ながら絶えず進んでいく
という気質が決定的な
役割を果たすのだ。
■大阪・堂島米相場の格言
運・鈍・根
大意・相場で大切なのは運と愚直さと根気である。
■宮本武蔵(江戸初期の兵法家、『五輪書』著者)
千日の稽古を
鍛とし、
万日の稽古を
練とす。
■孫武(中国・春秋時代の兵法家、『孫子』著者)
始は処女の如く
後は脱兎の如し
■松下幸之助 松下電器産業(現パナソニック)創業者
(日々の努力を相撲にたとえて)
土俵の何百倍
かの努力を
毎日たゆまず
やってはじめて、
1分間の土俵で
勝負を決する
際に効果が
あらわれる。
■J・M・バリー(英・劇作家)
無為に過ごすからこそ
珠玉の時間となる
時もある
■是川銀蔵(昭和期の株式相場師)
人が気づかぬところに
いかに目を配り、人が
気づく前にどれだけ早く
行動しているか。
買って、
売って、
休む。
これが商売で
成功する三筋道なのだ。
■松下幸之助 松下電器産業(現パナソニック)創業者
「君子日に三転す」は
二千数百年前。今日の
君子は三転では
もう間に合わなくて、
日に百転する、
刻々に変化していくことを
掴んでいかねばならない(要旨)。