氷河期世代(40歳~54歳付近)【原則】不安を取り除いてあげる
「好きにやって」が絶対NGのワケ
氷河期世代(1970〜84年生まれ)は、極度の「心配性」です。果敢にチャレンジして「成功を摑みたい」という野心より、「失敗したくない」という安全志向が先に立ちます。
氷河期世代が社会人になったのは、92年以降です。その直前まではバブル景気の最高潮で、日本経済は沸きに沸いていました。就職戦線は超・売り手市場で、企業は新卒者を確保するため内定を出した学生に他社と連絡を取らせない囲い込みまでしていました。
ところが、バブルがはじけると状況は一変します。企業は計画していたプロジェクトを次々に中止し、不良資産の売却に奔走します。新卒採用を見送り、内定を取り消す企業もありました。
なんとか滑り込めた新卒社員が見た光景も、地獄でした。当時50〜60代だった団塊世代のベテラン社員が肩たたきにあい、地方に飛ばされたり、リストラされたりしていきました。年功序列と終身雇用は幻想だった。ミスをすれば失格の烙印を押され、人より目立てば足を引っ張られる――。
その結果、過剰に空気を読み、必要以上には踏み込まないディフェンシブな仕事ぶりになってしまったのです。
「具体的に指示してください」
「ここまでは問題ないでしょうか」
「○○しろとおっしゃいましたよね」
進捗具合や責任の所在を細かく報告・確認してくるのも、この世代の特徴です。「とりあえず好きにやってみてよ」などはバブル世代の能力を引き出すには最適な任せ方ですが、氷河期世代には逆に不安材料にしかなりません。この世代には「安心・安全」を確保してあげることが、最重要です。
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