寝る前に、翌日に着る服を準備する
寝る前に仕事やプライベートの悩み、やらなくてはいけないことなどを考えて脳が興奮状態のままだと、寝付きが悪くなります。寝る前に、次の日のことをあれこれ考えても、焦りが増すだけです。
その代わり、翌日に着る服を準備することをおすすめします。
翌朝の考えごとをひとつ減らせてストレスが減り、忙しい朝時間を有効に使えます。翌日のことを何も考えないで寝ようとするとかえって不安になる人もいるので、「明日着る服を決めた」という事実を用意することで、達成感を得られて安心できるでしょう。私自身も睡眠前のルーティンとして実践し、安眠できています。
不眠を解消するマッサージ
東洋医学では、睡眠によって胆のうや肝臓で解毒が進むと考えます。逆もしかりで、胆のうの働きが悪くなれば、睡眠の質も悪化することに。そこで、胆のうの経絡(ツボの流れ)にアプローチして胆のうと肝臓の機能改善を図り、快適な睡眠をもたらす方法を紹介します。
胆のうの経絡は体の側面を流れていて、特に大切なのが側頭部。耳のまわりをほぐすことで、自然とあくびも出てきます。
<耳のまわりをくるくる>
①耳の前をマッサージ
耳の穴の少し前のところに手のひらのつけ根の部分を当てて、円を描くように3〜5秒マッサージする。
②耳のまわりをマッサージ
耳のまわりを前から上、後ろにかけて移動させながらまんべんなくほぐす。これを1分行う。
①耳の前をマッサージ
耳の穴の少し前のところに手のひらのつけ根の部分を当てて、円を描くように3〜5秒マッサージする。
②耳のまわりをマッサージ
耳のまわりを前から上、後ろにかけて移動させながらまんべんなくほぐす。これを1分行う。
睡眠前に行うと眠りやすくなる、胆のうの経絡ケアをもうひとつ紹介しましょう。耳のあたりにある側頭骨とその上の頭頂骨の間にある「縫合」という溝の部分にアプローチします。場所は眉尻から指3〜4本分後ろが目安です。
胆のうの経絡の滞りを改善すると、不眠だけでなく、頭痛や肩コリ、めまい、目の不調、耳鳴り、全身のこわばり、倦怠感なども解消されやすくなります。
<側頭部押し呼吸>
①息をはきながら側頭部を押す
眉尻から指3〜4本分後ろのところに手のひらのつけ根を当て、手のひら全体を添える。
息をはきながら、内側に押し込むように優しく圧をかける。
②息を吸いながら手の力を抜く
息をはきながら、手の力をゆるめる。①→②をくり返して1分行う。
①息をはきながら側頭部を押す
眉尻から指3〜4本分後ろのところに手のひらのつけ根を当て、手のひら全体を添える。
息をはきながら、内側に押し込むように優しく圧をかける。
②息を吸いながら手の力を抜く
息をはきながら、手の力をゆるめる。①→②をくり返して1分行う。