会社は社員成長のプラットフォーム

事業でも奉仕活動でも共通するのは、「自分が何をやりたいかより先に、まず相手の願望をよく理解する」ということです。JCのような無償奉仕でも、金銭関係を伴うビジネスでも、相手の願望が何かを知ることからスタートしないと、成功できません。

すべては「あなたのためにどうしたらいいか」から始まるのです。「私がどうしたいか」ではありません。

JCでの活動を通じて、社長として経営にかける思いも変わりました。社長に就任した時、私は「社員一人一人の成長を決してあきらめない経営者になろう」と決意しました。「会社というプラットフォームで、人を成長させていこう」と考えたのです。

私は会社におけるリーダーとしての自分を、「会社の理念、会社の目的、会社のビジョンのしもべ」と位置づけ、社長業を通じて、社員一人一人を幸せにしたいと願っています。

社長としての私が存在しているのは、ジェイリースの理念の中核である「全社員と私たちに関わる全ての人の幸せを追求する」ためであり、ジェイリースのビジョンである「誰もが自分の人生をまっとうできる社会」を実現するためなのです。

【図表】経営者として大切な3つのポイント
(構成=久保田正志 撮影=市来朋久 写真提供=ジェイリース)
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