やる気が出ない時は「1分だけやってみる」のが効果的

続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。第5位は、『やる気ゼロからフローに入る 超・集中ハック』でした。

伊庭正康『やる気ゼロからフローに入る  超・集中ハック』(明日香出版社)
伊庭正康『やる気ゼロからフローに入る 超・集中ハック』(明日香出版社)

資料を作らなければならないのに、1行書くごとにぼーっとしてしまう。

勉強のやる気が出ず、SNSをスクロールしているうちに時間が経っている……。

そんなあなたには、集中力を高めるハックが47種類紹介されている本書がぴったりです。

やる気が出ないときに試してほしいのは、「1分だけやってみる」こと。1分でさえやる気が出ないなら、ほんの10秒でもかまいません。人間には「作業興奮」という心理作用があり、少しのつもりで始めたとしても、たいていの場合はそのまま作業を継続できるものだからです。

例えば、どうしても勉強をする気が起きないなら、まずはテキストを手に取り、1分だけ読んでみましょう。1分だけのはずが、気づけば2分、3分、5分と勉強し続けている自分に気づくはずです。

スマホやテレビなどの誘惑に負けがちな方に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

3つの質問に答えると「自分の戦い方」がわかる

第11位の『天才性が見つかる 才能の地図』にもご注目ください。

鈴木祐『天才性が見つかる 才能の地図』(きずな出版)
鈴木祐『天才性が見つかる 才能の地図』(きずな出版)

「もっと自分に向いている仕事や職場を見つけたい」「自分より優秀な同僚ばかりで、このままでは居場所がなくなってしまう……」と思っている方に、本書を強くおすすめします。

まず押さえておいてほしいのは、人生は「異能バトル」であるということ。評価される能力は時と場所によって変わりますし、一見ネガティブな特性でさえ、時と場所を見きわめればうまく活用できる可能性があるもの。「自分には才能なんてない」と決めつけず、自分だけの戦い方を探しましょう。

まずやるべきは「戦い方を決める」ことです。誰から評価されたいのか、その評価によって何を得たいのかを決めましょう。以下の3つの質問に答えてみると、戦い方が見えてきます。

・フィールド(戦う場所):能力を認められたい組織はどこか?
・審査員:そのフィールドで自分の能力を評価するのは誰か?
・勝利条件:どのような評価を受けたら、成功したと言えるか?

本書ではこのように、簡単なエクササイズに取り組むことで、あなただけのフィールドと戦い方が見つかる仕立てとなっています。「自分なんてダメだ」と落ち込む前に、まずは本書のエクササイズを試してみませんか?