専門性の高い製品はまだまだ日本製が強い

これは日本車や日本の家電に対しても同じなのです。

トヨタをはじめとした日本のメーカーは海外ではまだまだ強く、道路状況が厳しいタイや南米、アフリカでも日本車は人気があります。イスラム国のテロリストでさえ、乗っていたのはトヨタのピックアップトラックです。

命を左右するような戦場で日本車を使いこなしているのです。そういう厳しい場には中国車や韓国車は存在感がありません。

家電は韓国製よりも人気はありませんが、業務用の機械など専門性の高い製品はまだまだ日本製が強いのです。これも日本人の生真面目さや信用というのが裏付けになっているのです。

日本の製品やサービスにはこういったイメージがあるということを理解してもっと多様なものやサービスを海外の人に売ればいいのです。

家電
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どんなものに需要があるかは普段から外国の人と接触したり実際に現地に行ってみて自分の手足と目を使って調べてみたりするのが重要です。

自分で調べて学べば商機はいくらでもある

これに関しては今の日本人は戦国時代の武将に学ばねばなりません。

彼らは電話もインターネットもなく言葉もなかなか通じない中で、欧州諸国は日本に対して何を求めているのかということを察知し、数少ない情報の中から彼らの戦闘力や戦略を理解して植民地化を防ぎました。

仙台藩主だった伊達政宗は約400年も前に、ノビスパニア(メキシコ)との直接貿易を求めて、イスパニア(スペイン)国王及びローマ教皇のもとに、慶長遣欧使節と呼ばれる外交使節を派遣しているのです。

伊達政宗だけではなく、当時の戦国武将たちは欧州の人々のことを熱心に研究し、地政学も理解していました。

インターネットやメディアが発達しており移動も自由な現在において日本人はもっと多くのことを個人でも学ぶことができるはずです。自分で調べて学ぶ中で商機が見つかるはずです。

そしてトライアンドエラーで実際に売ってみてどうなるかということもやってみるほかありません。「とりあえず考えるよりやってみよ」です。

停滞している日本に足りないのは、こういった「やってみよう」「失敗してもいいから試してみよう」と思う挑戦心と思い切りのよさがある人々です。