不動産価格の高騰が続く中で選ぶべきマンションとは
今年3月に首都圏で発売された新築マンション1戸当たりの平均価格は、1億4360万円と初めて1億円を超えました(不動産経済研究所)。
東京都心や湾岸エリアでは最低価格1億円以上というマンションが次々と誕生しています。こうした状況下で、住宅の購入を検討している方々はどういったマンションを選ぶのが正解なのでしょうか。今回は特に若い世代に人気があるタワマンに絞って考えてみましょう。
現在最も注目されているタワマンは2023年6月から販売開始予定の「HARUMI FLAG SKY DUO(晴海フラッグ スカイデュオ)」でしょう。
晴海フラッグは東京五輪の選手村跡地を改装したもので、全23棟5632戸という巨大プロジェクトです。スカイデュオはそのラストを飾る超高層ツインタワーです。
2棟とも地上50階建て、総戸数は2棟合計で1455戸、販売予定価格は、【1LDK】20階/49.38m2/5600万円台、【2LDK】25階/66.00m2/7100万円台、【3LDK】25階/72.27m2/8100万円台、【3LDK】35階/85.83m2/1億3500万円台などとなっています。
なぜ晴海フラッグが人気なのか
注目を集める最大の要因は、価格の安さにあります。
晴海フラッグの販売は、選手村宿泊棟として一時使用された21棟のマンションから始まりました。オリンピック開催前から今年にかけて足掛け5年かけて行われました。
当初は無抽選住戸もあるなど人気はイマイチでしたが、コロナ禍で社会情勢が一変する中、価格据え置きで販売を継続しました。この結果、割安感が際立つことになりました。
販売後半となる2021年からは国内外の投資家が転売目的で参戦する「投機物件」に変貌。最終期の2022年には、抽選時の平均倍率数十倍、最高倍率266倍と応募が殺到し、「当たれば大儲け」という超人気マンションになったのです。
それはスカイデュオでも同じです。1億円以上が当たり前となった現在の新築マンション相場を考えると、かなり割安な価格です。それでいて東京を一望できる圧倒的な眺望が手に入ります。今回も激しい争奪戦になることは必至です。