お金のプロ直伝「資産運用テクニック」

所長「今、難しいんですよ。金利だけで決まらないし、ベンチャーはいつ潰れてもおかしくない要素が多すぎて誰も予測できない。今は何もしないのが一番いい。ドブに捨ててもいいと思えるお金を投資に回すのがいいかもしれません」

今はドブ川の中を這い回っているような心境です。お金のプロから見て、今後上がりそうな株はあるのでしょうか。

所長「おすすめって言われると難しいけど、元手があるならメガバンクの株。配当利回りは悪くないです。ただ、デパートとか小売系は復活しないと思ってますね。地代が高すぎる。衣食住に関してはないと生きていけないので必ず戻ると思います」

現時点では余裕がないので、いつかの参考にさせていただきます。

所長「投資の内容は道具なんで。お魚をさばくのに中華包丁は使わない。果物ナイフじゃ切れないでしょ、というのと一緒で道具を的確に選んでいく。株主優待など目的に合わせて選ぶのも良い。あとは好き嫌いかな」

所長の比喩はレベルが高すぎて、素人的にはわからなかったのですが……。

パソコンとスマホで株式市場の分析をする人
写真=iStock.com/NicoElNino
※写真はイメージです

リスクを減らす禁断のテクニック

所長「私は証券マンに、そんなに儲かるならあなたも買ってください。一緒にやりましょう。やってくれるなら同じ金額買いますよ、と言ってみます。『いや~』って返ってきたら怪しいですね」

また別の人間関係のリスクがありそうですが、機会があったら言ってみたいです。再三、米国株の今後について伺ってみます。

所長「ウクライナの状況の先行きが不透明だったり、利上げもありますが、アメリカは産油国ですから。資源がある国は地盤が強いです。コロナが落ち着けばロス五輪もあるし、株価も上がると思います」

ほのかに希望が持てると感じました。若い所長の先見性を信じて、長期保有を続けようと思いました。