Su-57は、ロシア国営メディアの報道記事に頻繁に登場している。2022年8月に国営メディアのタス通信が公開した記事によると、2024年末までに22機のSu-57がロシア航空宇宙軍に納入される予定だとされている。
タス通信によれば、それが2028年までには76機に達するという。
だがアメリカの軍事アナリスト、ハリー・J・カジアニスは、ロシアにとって、Su-57戦闘機をウクライナに送り込むことは「狂気の沙汰」だと述べている。
「Su-57がウクライナで撃ち落とされれば、ロシア軍およびロシア空軍の能力が今以上に疑問視される事態となり、ウクライナ政府にとっては大勝利をアピールする好機となるだろう。プーチンがそのようなリスクを冒すはずがない」と、カジアニスは防衛関連情報サイト「19FortyFive」に述べた。
(翻訳:ガリレオ)
当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら