「この家はどなたの持ち物ですか?」と聞いて回る

【探し方②】住みたい地域に足を運んで情報を集める

2つ目の方法は、自分が住みたいと思うエリアがあるならば、その場所に足を運んで地元の人から情報を得ることです。

この方法は時間も手間もかかりますが、自分の目で家や周辺の状況を確かめることができるため、その労力に見合うだけのメリットがあります。

気になる家を見つけたら、地元の自治会長や近隣の人から「持ち主はどなたですか?」とか、「買うことはできますか?」など、自分で情報を集めることになります。

そこが空き家の増えているエリアであれば、地域の人たちも助けてほしいと思っていますから、意外と親切に対応してくれます。

「この近辺に空き家はありますか?」という漠然とした質問をするよりも、「この家はどなたの持ち物ですか? 今すぐお話をしたいのですが」とピンポイントで聞いた方が、圧倒的に話が具体的になります。

自分の足で動き回っていれば、徐々に周辺の人たちとのネットワークができてきますから、そうなれば電話で連絡をすることもできます。

ネット情報が氾濫している時代ですから、効率の悪いアナログな作業だと思うかもしれませんが、自分の足を使って地道に周辺の情報を集めていけば、その苦労の分だけ、いい家に出会える確率は高くなります。

この他にも、自分の友人や親類などに「空き家を手放したがっている人はいないか?」と聞き回ってみるのもひとつの方法です。

最近は空き家を相続して困っている人が増えていますから、思わぬルートから興味深い情報が飛び込んでくることもあります。

タダでもいいから空き家を手放したい人々

【探し方③】全国各地の「無償譲渡物件」を探す

空き家の増加によって、全国各地に「無償譲渡物件」(通称・0円空き家)と呼ばれる家が増えています。

無償譲渡物件とは、その名の通り、土地と建物の両方を「無償」(タダ)で譲ってもらえる物件のことです。

日本の人口は2008年をピークに減少傾向が続いており、その結果として、高齢化が進んでいます。

高齢者が子供との同居を始めたり、介護施設や老人ホームなどに入ると、それまで住んでいた家は空き家になります。

あまりに長く放置された空き家
写真=iStock.com/Radnatt
※写真はイメージです

高齢者が亡くなって、子供や孫が空き家を相続すれば、何の利用価値がなくても、固定資産税や都市計画税が発生してしまいます。

こうした事態を避けるため、タダでもいいから空き家を手放したい……という人が増えた結果、全国の自治体で0円空き家の動きが始まったのです。

ネットで検索すれば、0円空き家を扱っている自治体はすぐに見つかります。

自治体によっては空き家バンクを運営しているところもあり、定住化を目指して定期的に説明会を開催しているケースもあります。

入居の条件として住民票の移転を求めたり、一定の期間だけ安い家賃で賃貸契約をして、その後に無償譲渡するという自治体もあり、そのシステムは様々です。

ほとんどの自治体が現地見学を実施していますから、実際に現地まで足を運んで、周辺の環境などを自分の目で確かめることができます。