また、AI投資には自動リバランスするものがあります。最初に決めた投資の配分(例えば外国株40%、投資信託20%、国内株式20%、海外債券20%)が、年数を経てそれぞれの価値が変わり配分率が変わってきます。このときに比率をもとに戻す機能が自動リバランスです。

この自動リバランス機能も、場合によっては利幅を下げてしまうこともあるようなので、おまかせのメリットでもありデメリットでもあります。

AI投資に向いていない4タイプ

初めて投資をする人や、投資の初心者の方には簡単で、ほったらかしでできるのがAI投資です。ほったらかし投資に向いていない人は、AI投資にも向いていないと思います。

①短期で利益を求める人

AI投資は投資家のライフプランに合わせて、長期の投資を前提に運用します。短期的に売買を繰り返すと、損をするリスクが高まりますし、手数料もかさみます。短期間での利益を得たいという人には向いていません。

②少しでも損失が出たら売却したい人

これも同じ理由でAI投資には向いていません。「長期・積立・分散」が基本的な考えです。

③リスク許容度を大きめにしがちな人

ギャンブルのように大きく賭けて、大きく儲けようとする人にも向いていません。購入するときに設定するリスク許容度を最大にしてしまうと、AIは高リスクでも構わず投資に走ります。AI投資は他の投資商品と同じく元本保証はありませんので、リスク許容度については慎重にしなくてはなりません。

④自分で投資商品を運用したい人

これに関しては言わずもがなですが、自分自身で商品を研究して、投資をしたい人には向きません。

そもそもこれらに該当する人は、この本にも向いていません。でも、投資に対する考え方は人それぞれです。

まだ始まったばかりのAI投資ですが、少しずつ数が増えてきました。今後主流になると、ますます増えるので、選び方が重要になってきます。次にAI投資の選び方についてお勉強しましょう。

選ぶ主なポイントは今のところ次の4点です。