大阪がまさかの定員割れ、マラソンを走るなら今だ!

東京マラソンは2023年大会の参加申込人数を発表していないが、おそらくかなり下がっているはずだ。これは世界的な流れで、海外のメジャーレースもエントリー数がコロナ前から減少しているという。

国内の地方大会(一般の部)をチェックしてみると、11月13日の福岡マラソンは2018年の抽選倍率は3.87倍だったが今回は1.94倍、来年2月に3年ぶりの開催が予定されている熊本城マラソンは過去最低の1.3倍。何より筆者を驚かせたのが来年2月開催の大阪マラソンだ。2011年の開催以来4~5倍の抽選倍率を誇ってきたが、今回はまさかの“定員割れ”で2次募集が行われた。

2018年の大阪マラソンコース
写真=iStock.com/mu_mu_
※写真はイメージです

なお大阪マラソンの参加費は中止になった2020年大会が1万4000円で、今回が1万7200円。東京マラソンほどの値上がりはしていないが、「倹約家」が多い地域性が影響しているのかもしれない。

マラソンはセレブのスポーツ、お金持ちのスポーツになりつつあるが、ポジティブに考えれば、大会に出場するなら今が絶好のチャンスだ。倍率が高ければ、多くのレースに出場できる。いずれ大会に出たくても出られない時代が再びやってくるはずだから。

シューズやウオッチは高価なものでなくても、自分が気に入っているもので十分。せっかく走るのなら、とことんレースを楽しんでいただきたい。

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