YouTubeが定める削除対象コメント
Q どういう場合に、コメントの削除を要求できるのでしょうか?
A YouTubeの利用規約上削除されるべきものとして定められているか否かを確認する必要があります。
YouTubeの「コミュニティ ガイドライン」においては、以下に該当するコメントが削除の対象として定められています。
・ヌードや性的なコンテンツ
・有害で危険なコンテンツ
・不快なコンテンツ(ヘイトスピーチ)
・暴力的で生々しいコンテンツ
・嫌がらせやネットいじめ
・スパム、誤解を招くメタデータ、詐欺
・脅迫
・著作権侵害
・プライバシー侵害
・なりすまし
・子供の安全を脅かすもの
誹謗中傷のコメントについて問題となりやすいのは、上記のうち「不快なコンテンツ」と「嫌がらせやネットいじめ」となります。
人種や性別に対する「悪意のある攻撃」はNG
「不快なコンテンツ」について、YouTubeの「コミュニティ ガイドライン」は以下のように説明しています。
例えば、「○○人は出ていけ!」などというコメントは、人種差別を扇動するコメントと言え、「不快なコンテンツ」に該当することになり、削除を求めることができますし、「女のくせに~」と書き込むようなら、性別に基づく差別を扇動するので該当すると主張できる可能性があります。
また、「嫌がらせやネットいじめ」について、YouTubeの「コミュニティ ガイドライン」は「嫌がらせ的な動画やコメントをYouTubeに投稿することは許可されません。嫌がらせ行為が悪意のある攻撃にまで発展した場合は、ご報告いただければ削除することができます」と説明しています。
「解説がヘタだ」「この女は化粧法がわかっていない」程度のコメントであれば削除の対象となる可能性は低いのですが、「すっぴん顔が見るに堪えない」とか、「こんな田舎顔して化粧法を教えるなんて生意気だ」などは「悪意のある攻撃」であり、「多少の不愉快さを感じる程度」を超えていると言えます。