「機械的に出しただけ」山口壯氏(自民党)
「(祝電を出したことについて)いろいろな団体から依頼される中で、機械的に出しただけで全く意識的ではない。祝電を出してもらえるかと言われたら、どんな団体でも祭りや慶弔ごとに全部出している」(8月5日記者会見)
→パターン⑥「開き直り」に該当
【旧統一教会との関係】
・同日の会見で祝電を2〜3回送った事実は認める
「私は関係ありません」山谷えり子氏(自民党)
「(旧統一教会について)私は関係ありません」(8月3日メディア対応)
→パターン①「虚偽説明」に該当
【旧統一教会との関係】
・2001年11月、旧統一教会と関係が深い「世界日報」に選択的夫婦別姓に反対する国会議員としてインタビューが掲載
・2004年、2010年の参院選で旧統一教会が選挙支援していたと有田芳生氏が8月3日にツイート
「説明拒否」を許してはならない
18人の発言は以上だ。
もはや読んでいる方が恥ずかしくなるような、みっともない言い訳のオンパレードであったが、追及する側としては、パターン⑦「説明を拒否」が最も厄介だと感じている。
一切コメントしないのだから、いわゆる「迷言」と呼ばれるようなテレビ受けするコメントが生まれることもなく、新たな追及の材料を与えることを防いでいる。
もちろん、説明責任を果たすべき国会議員としては、本来は言語道断な対応だが、安倍政権以降の自民党はこの方法で数多くの不祥事をごまかしてきた「成功体験」があり、残念ながら国民に不祥事を忘れさせるためには最も賢い一手となってしまっている。
今後も新たな関係が次々と発覚していく中で、該当者はさらに増えていくだろう。
次はどのようなアクロバティックな言い訳が飛び出すのか、それらの発言をメディアはしっかり引き出して追及できるのか。引き続き注視していきたい。