弁当、おにぎり、麺、おかず、サラダ……「コンビニ食」がますます進化しているが、どのように選ぶと体にいいのか。管理栄養士の赤石定典さんは「大事なのは、大人も子供も主食(ご飯や麺など)、おかず(肉や魚など)、野菜(サラダなど)をしっかり食べること」。3つの要素がばっちり入った組み合わせ5例を紹介しよう――。

※本稿は、『プレジデントFamily2022夏号』の一部を再編集したものです。

セブンイレブン日本のコンビニ
写真=iStock.com/winhorse
※写真はイメージです

コンビニ食で「3つの栄養素」をしっかり選ぶ習慣を

もう少しで夏休み。親御さんにとって頭が痛いのは休み中のお昼ご飯でしょう。塾の夏期講習にお弁当を持たせたり、共働きの家庭ならつくり置きをしたり。毎食、手づくりのものを用意するのは素晴らしいことですが、忙しくて手がまわらないときはコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの総菜やお弁当に頼るのもありだと私は思っています。

最近のコンビニ食はバラエティー豊かで、栄養面でも工夫されています。たまのことなら気分が変わって子供も喜ぶはず。子供が買いに行く「コンビニデー」を決めるのも楽しいかもしれません。

その場合、ぜひ子供自身にメニューを選ばせてください。「体によくないものばかり選びそう」と心配になるのはごもっとも。だからこそ、バランスよく栄養を取れるよう、家庭で選び方を教えてほしいのです。

コンビニ食で栄養バランスを取るために気を付けてほしいシンプルな法則は、ご飯や麺などの「主食」、肉や魚などの「おかず」、サラダなどの「野菜」の三つを揃えること。

栄養素でいうと、主食は炭水化物、おかずはタンパク質、野菜からはビタミン・ミネラルを取ることができます。これらの栄養素が揃うよう選ぶ習慣を子供時代から付けておくと社会人になっても役立ちます。

もっとも、栄養を優先して選ぶのはなんだか味気ないですよね。食事は「楽しい」「おいしい」が何よりも大切。ですから、ファーストチョイスはなんでもOKとします。まずは食べたいものを自由に決めて、足りない栄養素を補っていく。

たとえば、親子丼を選んだとします。丼ものには主食とおかずが入っていますから、あとはおひたしなどを添えればOK。から揚げを選んだら、ご飯やパンと、サラダなどを足すというように。

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