そもそもかぼちゃ自体は夏野菜ですので、日本では夏から秋にかけて国産が市場に出回ります。それでもスーパーでは1年中かぼちゃが売られていますよね。どうやらここにこの問題の答えがありそうです。

私たちは冬至など寒い時期でもかぼちゃをよく食べると思います。しかし、国産だけでは12月にかぼちゃを収穫することはできません。そう、そこで日本よりも低緯度で年中温和なメキシコや南半球に位置するニュージーランド産のかぼちゃを輸入するわけです。

スーパーでさまざまな野菜が1年中買えるのには理由があります。日常生活でも疑問を持ち、すべての物事から「知識」を探す意識を持つことが、東大合格に必要な姿勢といえるのです。

机上の勉強がすべてだと思っている人はいつまで経っても合格できない

東大では世の中のことと学んできたことを結びつけて考える力を求める問題が多く出題されます。

・なぜ、「夕焼けは晴れ、朝焼けは雨」なのか答えよ。
(夕焼けが綺麗だと翌日は晴れになり、朝焼けが綺麗だと翌日は雨になりやすい)
・「三日坊主」の意味を英語で簡潔に説明しなさい。

このように、普段から勉強していることを使って考える力を東大は求めていて、逆に机の上での勉強だけがすべてだと思っていたらいつまで経っても合格できない大学と言えます。

常日頃から「日常思考」を持ち、しっかりと勉強に対して意識を向けることが東大合格への近道なのではないでしょうか。

勉強は頑張ってはいけない

みなさんは、東大生にどんなイメージがありますか? 「ガリ勉」「頑張り屋」などいろいろあるかと思いますが、毎日頑張って、つらくても努力を継続できる才能がある人と想像し、自分もそうなりたいと思われるのではないでしょうか?

しかし、そこが一番の落とし穴なのです。受験生にとって最大の敵は「頑張ってしまう」ことなのです。「頑張ることがダメってこと?」と思うかもしれません。はっきり言わせていただきましょう。みなさん、勉強は頑張ってはダメなのです。こんなことを言うと、「勉強を頑張らないと成績が上がらないじゃん!」と思われるかもしれません。ですが、正確には「頑張ったら成績が上がる」という思考がとても危険なのです。

ここでは、無駄な頑張りをし続けないための「目的思考」について紹介します。