合言葉は「打倒ナイキ」。アシックスとアディダスが新しい「厚底」シューズを6~7月に発売するのを前に、自社イベントを開催。好タイム続出でPRに余念がない。スポーツライターの酒井政人さんは「2022年の箱根駅伝では、両社のシューズを着用した選手が急増したが、今回の新商品の評価が高まれば王者ナイキとのシェア争いはより熾烈なものになる」という――。
アシックス、アディダスの「新厚底シューズ」の実力
そこにあったのは「打倒ナイキ」という目標である。
4月下旬、アシックスとアディダスが欧州でそれぞれランニングイベントを実施した。契約ランナーたちに発売前の新しいモデルのシューズを着用させて、「5km」「10km」「ハーフマラソン」の記録を狙わせたのだ。いい記録が出ればメディアがそれを報じて、新シューズのいいPRにもなる。
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