ブレインロックを外すことが「私」の本業

なぜ、私がそう勧めるのか。それは、私の本業がまさしく「人の目からウロコ(ブレインロック)をバリバリとはがすこと」だからです。

私は、業界大手のマッキンゼー・アンド・カンパニーでコンサルタントをしていた当時、様々な企業の事業変革を担当しました。硬直状態に陥った企業に対して、業界の外にいるからこそ気が付く問題点や改善点をあぶり出し、改革後に想定される数字と改革案を提出するのが主な仕事でした。

業界内にいると、無意識のうちにその専門内の前提知識や忖度そんたくでブレインロックがかかり、当たり前のことが見えなくなることがよくあります。

壁を壊す前に立つビジネスウーマン
写真=iStock.com/gremlin
※写真はイメージです

その何重にもなったブレインロックというウロコをバリバリとはがし、クライアントの視界をよくすることが、私の仕事だったといえます。

「勝間塾」でロックを解除する人々

現在においても、主宰している学びのためのコミュニティサロン「勝間塾」で同じことを続けています。

仕事のスキルアップや起業を目標として入塾してくる人たちも、入塾当初は信じられないほどたくさんのウロコで目がふさがり、前がすっかり見えなくなっている人がほとんどです。

しかし、数カ月から数年かけて、セミナーやイベントを通して多様な人と出会い、多様な情報を得ていくことで、ボロボロとウロコがはがれて、ブレインロックがみるみる解除されていくのです。

最近は、YouTubeの個人チャンネルでも毎日1、2本の動画をアップして、“ミニ勝間塾セミナー”のような活動をしています。