家計簿のつけ始めは年始や年度にこだわらない方が良い
家計簿をつけるのが面倒or長続きしないという人は、銀行の通帳を家計簿代わりに使ったり、レシートをまとめておいて、月末に集計したりするだけでも構いません。パソコンの表計算ソフトでオリジナルの家計簿を作成している人もいます。自分が一番やりやすい、長続きする方法を考えてみてください。
最近は、「家計簿アプリ」も便利です。スマートフォンのカメラ機能でレシートを撮影すると、日付や品名、金額、店名などを素早く読み取りしてくれます。レシートを撮影すればいいだけなので、本当に手間いらず。銀行や証券、クレジットカードなどとの連携も可能ですから、家計管理だけでなく資産管理もできちゃいます。
また、家計簿をつけるタイミングも年始や年度始めにこだわらない方が良いと思います。とくに、1月と4月は、臨時出費も多いですし、何かと忙しい時期。山のようなレシートと真っ赤な家計を目の当たりにしては、せっかくのヤル気も減退してしまいます。
毎月の残高を管理して家計の健全度をチェック
それでも、家計簿が苦手で、つけたくないという人もいるでしょう。
家計簿で家計管理をする最終目的は、お金を貯めること。ですから、極端な話、その年の1月1日と12月31日のメイン口座の残高を比較して、目標となる金額分だけ貯蓄残高が増えていればそれでOK。家計簿をつける必要もなく、確認も1年に一回で済みます。
それではお金が貯まらない、あるいはもう少しこまめに手軽に管理したいなら、月単位で通帳の残高の目標額を設定してみてはいかがでしょうか?
例えば、お給料が30万円で、公共料金なども含めた生活費が20万円。貯蓄分が毎月5万円として、先に別の貯蓄用口座に移し、月末あるいは次のお給料が入る日までの残高を5万円にキープできるように、ヤリクリして、余れば貯蓄用の口座へ。
毎月、貯蓄分を先取りし、目標残高を設定することで、お金が貯まりやすくなるだけではなく、予算内で家計をまかなう感覚を養い、家計の健全度をチェックできます。