▼小宮さんからのアドバイス

経営コンサルタント 小宮一慶 こみや・かずよし●1957年、大阪生まれ。銀行勤務後、MBA取得。著書に『社長の教科書』『どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座』など多数。

英語は論理言語なので、きちんとマスターしようと思うなら、まずは文法を押さえなくてはなりません。もちろん、簡単な日常会話程度なら、英会話学校に半年も通えばできるようになるとは思います。しかし、ビジネスの道具として英語を本格的に使いこなせるようになろうと思うのであれば、文法と文型という骨格はぜひ押さえておくべきです。

また、インプットだけでなく、必ずアウトプットの機会を設けること。語学の場合は、アウトプットこそがまさに上達の秘訣といっても過言ではありません。定評のあるテキストで基本的な例文を暗記して、いつでもそれが出てくるようにしておくといいでしょう。私は『50イングリッシュ』という本の50の例文を覚え、通勤途中に口に出して忘れないようにしています。そればかりでなく、英語の能力を維持するために、日記は英語で書くようにしています。日記というのは日常的なことを記録するため、日常英会話のいい訓練になるのです。

※すべて雑誌掲載当時

(山口雅之=構成)