年度末はスマホデビューの絶好のタイミング

例年、スマートフォン業界は2月から3月にかけてが1年の中で商戦期といわれている。

卒業、入学、進学、就職など、学生や新社会人が、こぞってスマートフォンデビュー、あるいはキャリアを乗り換えたりする需要が一気に高まるのだ。

「これまで親がスマホの通信料金は支払っていた」という子供が社会人デビューするとなれば、新しいスマートフォンを購入するとともに、親とは別のキャリアを契約することにもなるのだ。

つまり、iPhone 13 miniの1円販売はこれからが活況になってくる可能性が高い。もしかするとiPhone 13 mini以外の機種にも派生する可能性もあるし、さらにお得な販売方法が登場してくることもあり得るだろう。

過去にも1円やゼロ円の販売が広がったが、総務省が待ったをかけ、事業法が改正されて今のルールに落ち着いてきた。

ここ最近、広がるiPhoneの1円販売について、KDDIの高橋誠社長は「基本的に事業法の範囲内で対応しており、端末価格は代理店が設定している。お客様は端末をお買い求めになるときに本体価格をとても重視していると感じている」とコメント。キャリアではなく、販売店側が主導して、1円販売を展開しているとのことだ。

iPhoneを定期的に買い換えたい人や、この春スマートフォンデビューを予定している学生や新社会人は、ぜひとも、家電量販店やキャリアショップで、お得にiPhoneを「レンタル」するといいだろう。

【関連記事】
「携帯料金の値下げ」を引き継ぐはずが…岸田政権が「官製値上げ」をチラつかせているワケ
なぜiPhoneでアプリを開くと「トラッキング許可」を求められるようになったのか
凡人には理解不可能…14兆円の資産をもつビル・ゲイツが「割引券」を使うワケ
「取りやすいところから徹底的に取る」政府がたばこの次に増税を狙っている"ある嗜好品"
「家計はじわじわ苦しさを増す」値上げはいつまで続くのか…経営コンサルが予想する"残酷すぎる未来"