既読スルーがより面倒を引き起こすケースも

Q:義母から毎日メッセージが来ます。そのたびに返信をするのが面倒なのですが、回数を減らしてもらうよう、やんわり伝える方法はありますか?

回数を減らしてほしいとお願いしてもあまり効果はありません。敬語スタンプなどで対応しましょう。

LINEでのやり取りに限ったことではありませんが、義理の家族とのコミュニケーションや距離の取り方は、よくある悩みの1つです。中には、義母からメッセージが来て、対応に困っている人もいるでしょう。おそらく、相手は好意で送ってきているため、断りにくいという状況でもあります。

義理を含め家族の場合、既読スルーで対応しても、次は、電話が掛かってきたり、直接訪ねてきたりするかもしれません。「○○さん、連絡が取れないけど元気にしているの?」などと電話が掛かってくるよりは、LINEのやり取りで対応しておいたほうがいいと思います。

SNSアプリ
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そうは言っても、毎日、文章を作って返すのはつらいものです。そこでぜひ、活用してほしいのが「スタンプ」です。文字の入ったものや動くものなど、いろいろなスタンプがありますが、特に、「敬語スタンプ」をお勧めします。

「お母さんありがとう」「いつも感謝です」「体に気を付けてください」「お母さんも頑張ってください」など、種類も豊富です。そういった目上の人向けのスタンプを活用して、なるべく手軽な返信にするといいでしょう。

相手をコントロールしようとしない

相手が義母の場合だけでなく、SNSのやり取りで大切なのは、相手をコントロールしようとしないことです。

「メッセージを送ってこられるのが嫌だから、やめさせる」というのは、一種のコントロールに当たります。自分がされる立場で考えてみると、ストレスが溜まります。そして、生まれたストレスは、結局のところトラブルを生む原因になってしまいます。

基本的には、SNSのコミュニケーションは、相手の好きなようにさせてあげ、ストレスのない状態で続けることが大事なのです。また、相手を変化させるために時間やエネルギーを使うよりも、自分がスタンプなどを探して送ったほうが、結果的に解決の早道になります。

ちなみに、私は、「感謝です」というメッセージとともに桜の花が飛ぶような、ちょっと大げさなスタンプもそろえています。「花バージョン」「鳥バージョン」など、義母が好きそうなスタンプを探しておいて、メッセージが来たら送ることで切り抜けてみてはいかがでしょうか。