「お手本」に会い1500円のコーヒーを味わう

お金のブロックを外す方法は、主に2つです。

1つは、実際にラクに楽しく稼いでいるお手本と接すること。実際に会いに行けたら最高ですが、そういう人のブログやSNSをたくさん見るだけでも効果があります。

ラクに楽しく稼いでいる人たちに触れるほど感化され、「お金は苦労して稼ぐもの」という思い込みが、「え、こんなふうに稼いでもいいんだ」というふうに解消されていきます。自分もラクに楽しく稼いでもいい気がしてくるでしょう。

もう1つは、モノの値段にもっと意識的になること。

たとえば、「コンビニエンスストアの100円のコーヒー」と「ホテルのラウンジの1500円のコーヒー」は、いったい何が違うのでしょうか。

この値段の差は、コーヒー豆の原価の差もあるかもしれませんが、もっと大きいのは「その場で得られる体験の差」でしょう。

ゆったりとした空間、ふかふかのソファ、行き届いたサービス。たった1杯のコーヒーにプラスされている付加価値に納得しているから、コンビニのコーヒーの15倍の値段でも払うのです。

ホテルのラウンジでコーヒーの値段を見て、最初は「高っ!」と思っても、そこで提供されている付加価値に目を向ければ、納得してお金を払うでしょう。

つまりモノの値段は、ただ単に原価、割かれた労力や時間の量だけで決まるのではなく、数字で測ることのできない価値、「ベネフィット」で決まるということ。価値に対して納得したときに、人はお金を出すのです。

これは1人で起業・副業する場合でもまったく同じです。

あなたもまた、自分が想定するお客様に対し、そういう計り知れないベネフィットを与えようとしているはずではありませんか?

モノの値段をもっと意識すれば、「自分が提供しようとしている価値」について、まず自分自身が納得できます。すると素直に「お金を受け取ってもいいんだ」と思えるようになるでしょう。

「高いと売れない」は自分だけの思い込み

自分で値段を付けるときに「これだと高いかな?」と思ってしまうのは、「高いと売れない」と思っているから、ということもあるでしょう。相応の値段を付けたいと思っていても、「高いと売れない」という考えから、値段を下げる力が働いてしまうのです。

実は、決して「高いと売れない」わけではなく、逆に「高いからこそ売れる」場合が多いといえます。なぜなら、人には「値段に期待を寄せる」という心理があるからです。

たとえば、ティファニーのTスマイルのネックレスが1万円だったら、「お得!」と思うよりも、ちょっとがっかりして買う気が失せると思いませんか? ロレックスの時計が5000円でも同じように感じるでしょう。

ブランド物に高いお金を払うのは、その金額こそがブランドの歴史や品質の証であるという期待があるからです。「このお金を払えば、信頼できるブランドの上質な品物を身に着けられる」という期待感が、人にお金を出させるわけです。

この例からも、「高いから売れない」のではなく、「高いからこそ売れる」場合も多いことが見て取れるでしょう。