街を歩く途中、突然女優の声で話しかけられて立ち止まる――このように音を出す広告(サウンドサイネージ)などによる販促手法をサウンドマーチャンダイジング(SMD)と呼ぶ。

日本人は音に「涼しさ」を感じるほど聴覚には敏感。

今年2月、ヤマハはポスター状になるTLFスピーカーを用いて、「アサヒ十六茶」の交通広告を都内で展開した。一見普通のポスターだが、近づくとCMの音声が流れるという仕組みだ。

店舗などでBGMに工夫をこらすこともSMDの一つだ。有楽町マルイでは、場所・時間帯ごとで環境に合わせたBGMを東京芸術大・音楽環境創造科が制作している。SMDは他の視覚的なMDと比較すると、音を変えるだけで効果が出るという点で割安でもある。

(PANA=写真)