わが子はどのタイプかチェックしてみよう

【怒りんぼうタイプ】
□主張が激しく、我が強い
□かんしゃくを起こしやすい
□カッとなると叩いたり蹴ったりしがち
□戦いごっこや勝負が好きで、負けず嫌い
□なんでも白黒をはっきりつけたがる
□早起きで、朝から元気
□目力が強く、人をまっすぐに見る
□いったんやり始めると最後までやり遂げる
【ほがらかタイプ】
□表情がくるくる変わる
□好奇心旺盛ですぐにどこかに行ってしまう
□いつも手足が動いている
□気持ちの切り替えが早い
□人懐っこく、誰とでも気さくに話す
□「◯◯大好き~!」が口癖
□楽天的、楽観的
□すぐに新しいものを欲しがるが、すぐに飽きる
【おっとりタイプ】
□ひとつのことに長い間集中できる
□同じことを何度もくり返したがる
□のんびりひとり遊びをするのが好き
□人に従いやすく、周りと衝突しにくい
□動きや話すスピードがゆっくり
□じっと待つことが苦にならない
□食いしん坊で、よく食べる
□たっぷり眠るのが好きで、ねぼすけ
【繊細タイプ】
□心配性で悲観的
□声をかけても、体がすぐに動かない
□過去のことをびっくりするほど覚えている
□服の着心地が気になってぐずることがある
□耳や鼻がよく、音や香りに敏感
□痛がりで、ちょっとのことでとても痛がる
□予定していた計画を変えるととてもイヤがる
□ルールや決まりごとは几帳面に守る

いかがでしょうか?

よくわからない場合は、ぜひ子どもをじっくり観察したり、ほかの人から見た子どもの様子も聞いたりしながら考えてみてくださいね。

それでは、この4つのタイプの気質について、それぞれの特徴を紹介していきます。また、それぞれの気質に合わせた「褒め方・叱り方」についても解説します。

「怒りんぼうタイプ」の褒め方・叱り方

この気質が強い子は、怒りっぽくて負けず嫌いです。その分、意志が強くて行動力も抜群です。思うようにいかないと爆発するように怒ってしまうこともありますが、そのエネルギーをうまく生かせば、頼りがいのあるリーダー的存在にもなれます。

おこりんぼうタイプ
おこりんぼうタイプ(イラスト=『モンテッソーリ教育×シュタイナー教育×森のようちえんから学ぶ 子どもの「生きる力」を伸ばす方法』)
【褒め方】

この気質は向上心が強くて、「目標」を達成するのが大好きです。「自分が食べたお皿を運ぶ」「パジャマを自分で着る」など、ちょっとがんばれば達成できる目標を一緒に設定して、できたら褒めてあげることでやる気が出ます。「自分が思うようにやりたい」という気持ちが強いので、途中で口出ししすぎないことが大切です。また、褒めるときは「お皿をすぐに運んでくれてありがとう」などと、具体的によかったところや、感謝の気持ちを伝えると喜びます。

尊敬できる人、目標になる人がいると伸びやすいので、そんな人に出会えるよう、色々な人と出会う機会を作ってあげられるとよいでしょう。

【叱り方】

この気質は、特に小さい頃はつい手が出たり、暴れたりしてしまいがちです。しかし、本人の中ではきちんと理由があるため、怒っているときに叱ってしまうと、火に油を注ぎます。なるべくゆったり構えて、少し時間を置いてあげる必要があります。

落ち着けば人の話も聞けるようになるので、そのタイミングで理由を尋ねましょう。そして、「だから怒っちゃったんだね」と気持ちは認めつつ、「でも、叩いたのはよかったかな?」と、行動を一緒に振り返りながら反省を促す、を地道に繰り返すことが大切です。「自分をコントロールしたい」という気持ちも強いので、怒った理由を理解してもらえれば、いけない行動についてはきちんと反省ができます。

また、エネルギーを持て余すとかんしゃくを起こしやすくなります。外遊びでたくさん体を動かしたり、力仕事をやってもらったりしてエネルギーを発散させてあげましょう。

なお、まじめに反省していても、実際に怒りを抑えられるようになるには時間がかかります。小学校高学年くらいになると怒りをコントロールできる自制心が育ってきます。長い目で見て待ってあげましょう。