これを読んで納得する人がいるとは思えない
小室圭は怒っている。
4月8日に公表された28ぺージ、約4万字に及ぶ膨大な「小室文書」は憤激の書である。
小室圭と秋篠宮眞子さんの婚約内定が発表されてから、母親との金銭問題を蒸し返し、週刊誌にタレ込んだ元婚約者に対してだけではなく、自分と母親への名誉棄損、プライバシー侵害といいたくなる報道を続けている週刊誌やワイドショー、不確かな情報を拠り所にして、自分を皇室の人間と結婚するのにふさわしくないと非難している多くの日本人への憤りが行間から読み取れる。
この文書は、秋篠宮が昨年の誕生日会見で、「2人の結婚が多くの人に納得し喜んでくれる状況」になるようにといったことに応える形で出されたのだが、残念ながら、これを読んで、金銭トラブルについての小室側のいい分に納得し、2人の結婚を喜んでくれる人が増えるとは、私には思えない。
「結婚への思い変わらない」そこまではいいが…
内容を紹介しよう。はじめに「私と眞子様の気持ち、そして結婚に対する思いに変わりはありません」と書いてある。結婚に言及しているのはここだけ。
後は、元婚約者との金銭トラブルについて「誤った情報を訂正していく」という姿勢で貫かれている。
当初、金銭トラブル報道が出てから複数の弁護士と相談したが、報道が過熱しているため、「話し合いで解決するのは困難だろう」とアドバイスされたという。
それに元婚約者の話を基に垂れ流されている報道が事実と違うものばかりで、「元婚約者の方のご真意が分からない」と考えたからだ。
だが、解決金を渡して和解ということも考えたという。しかし、あの洪水のような報道の中でそのようなことをやっても、「世間からはやはり借金だったのだ」と見られてしまうに違いないし、「早期解決と引き換えに借金でなかったものが借金であったことにされてしまう事態を受け入れることはできないと考えた」そうだ。
そうなれば、「将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続ける」「一生の後悔となる可能性のある選択」はできないと決意したそうである。
「将来の私の家族」というのは眞子さんのことをいっているのだろう。
そのことはいいのだが、元婚約者との金銭トラブルの中には、やや首を傾げたくなるいい分も散見される。