目のレンズ「水晶体」はだんだん濁る。白髪と同じ老化現象で、60代までに約80%の人が「白内障」になり、視力の低下などを感じる。手術で人工の眼内レンズと入れ替えれば治せるが、チャンスは一度きり。そして、眼内レンズの選び方次第では、老眼や近視を治すこともできる。眼科医の赤星隆幸さんが解説する——。

※本稿は、赤星隆幸『ビジュアル解説でわかる! 老眼 近視 乱視 遠視も治せる 白内障手術のすべて』(KADOKAWA)を再編集したものです。

眼鏡を外し目頭をおさえる
写真=iStock.com/Motortion
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白内障は、ほぼ100%の人がなる老化現象

白内障は、目のレンズの役割を担う水晶体が加齢ともに濁ることで起こります。