唯一の日本人捕手として活躍した城島健司の功績

それともうひとり忘れてはならない選手がいる。城島健司だ。

MLBでのプレーが4シーズンと短かったため記録的には目立った数字を残していないが、唯一キャッチャーとしてメジャーに挑戦。言葉の壁をものともせずレギュラーの座をつかんだ。また、今ではキャッチャーの身を守るためホームベース上での接触を禁じるコリジョンルールが採用されているが、城島がプレーした時期はランナーが本塁を守るキャッチャーに走って体当たりするのが当たり前だった。巨漢メジャーリーガーの突進を、身を挺して防いだ勇気は称賛に値する。

さらに、そんな過酷な役割を果たしながら、マリナーズの3番も務めた。誇れる日本人メジャーリーガーだったといえるだろう。

都道府県別&出身高校別メジャーリーガー輩出数ランキング

最後にメジャーリーグでの活躍を示すデータとは異なるランキングを紹介しよう。都道府県別メジャーリーガー輩出数だ。

日本人メジャーリーガー出身県ランキング

1位はダントツで大阪。12人のメジャーリーガーを生んでいる。先駆者の野茂をはじめ、黒田、上原、ダルビッシュ、前田、松井稼などそうそうたる名前が並ぶ。大阪は高校野球では春も夏も優勝回数1位の野球強豪地区。優秀な選手を生む土壌があるのに加え、チャレンジ精神が強いのだろう。

2位は東京で6人。3位は5人の兵庫、4位は京都、千葉、神奈川が3人ずつで並んだ。地域でいえば関西が最も多く、それに次ぐのが関東だ。

ちなみに高校別輩出数では1位がPL学園で4人(松井稼、桑田真澄、福留、前田)、2位が3人の横浜高(松坂、高橋建、筒香嘉智)と東北高(佐々木、斎藤隆、ダルビッシュ)、それに次ぐのが2人の上宮(黒田、薮田安彦)、東海大仰星(上原、建山義紀)、花巻東(大谷、菊池雄星)だ。

やや意外だったのは、近年、春・夏の甲子園大会で目覚ましい成績を収めている大阪桐蔭からは、西岡剛ただ1人だったこと。また、まだひとりも輩出していない県が多いなか、野球強豪県とは言えない岩手から複数のメジャーリーガーを出した花巻東が入っているのは立派というしかない。

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