「必要なところに必要なモノを届ける」

仮に今、あなたに高い技術力や能力があったとしても、買ってくれる人がいなければ「業」にはなりません。私が副業の選択肢としてセールスが一考に値すると考える理由は、そのこと自体が副業として機能するのはもちろん、自分のスキルが商材となる場合にも、セールスが強力な武器となるからです。

俣野成敏『サラリーマンを「副業」にしよう』(プレジデント社)
俣野成敏『サラリーマンを「副業」にしよう』(プレジデント社)

商売で一番大事なのは、あなたの商品・サービスが売れることです。どんなに良い商品を開発しても、知らなければ顧客は選ぶことができません。世の中には、良いモノなのに売れず、人知れず消えていく商品が山のようにあります。売れている商品は、品質を高めるのと同じくらい、売れるための努力をしています。その中の一環として、必要なところに必要なモノを届けているのがセールスだということです。

これまで3回に渡って、最近、世の中で注目されている副業について述べてきました。本稿を通じて「副業って、世間でいわれているイメージとは随分違うな」「自分も副業を検討してみよう」と思っていただけたのであれば、嬉しく思います。

【関連記事】
総務部の社員がゼロから副業を始めて本業より稼げたワケ
ストレッチ店のダメ社員が「副業ユーチューバー」で大当たりできたワケ
若者を見ればわかる「アフターコロナに爆発する7つの新しい価値観」
テレワーク時代に1行で「すごく感じのいい人」と思わせる、メールに添えるひと言とは
ほぼ内勤なのに「営業成績トップ」になった人が続ける3つの習慣