※本稿は臼井由妃『心が通じるひと言添える作法』(あさ出版)の一部を再編集したものです。
メールのやりとりをどう終わらせたらいいか
メールをやりとりするなかで、「いつ終えればいいのだろう?」と、悩んだことがある人も多いでしょう。
「Re. Re. Re.……」と返信メールが繰り返されるほど、自分から終えるのは勇気がいるものです。
友人や同年輩の知人など、気楽に話ができる方ならば、なんとか終えられるかもしれませんが、相手が目上の方やはじめてお会いする方、しばらくメールのやりとりをしていなかった方だと、タイミングを計るのは難しいですよね。
その思いは、相手も同じです。
「そろそろ終えてくれないかな?」
「ここで返信を打ち切ったら、マズイかしら?」
やきもきしている可能性があります。
スムーズに「終了宣言」できるのが、気が利く人というものです。
実は、それもひと言でうまくいくのです。
来週の火曜日、午後一時に渋谷の△△カフェで待ち合わせたい旨のメールを受け取ったとしましょう。
あなたが相手に、
「了解しました。来週の火曜日、午後一時に△△カフェに伺います」
と返信したところ、
「それでは、来週の火曜日、午後一時に○○カフェでお待ちしております」
と、相手からメールが届きました。
さて、あなたはどうしますか?
「お返事ありがとうございます。当日お会いできるのを楽しみにしております」
と返信されますか?
それとも、スケジュールの確認がお互いにできているのだから、これで終了していいと考えますか?