楽天モバイルは正直どうなのか
4月8日、第4のキャリアとして楽天モバイルが本格的なサービスを開始した。既存3キャリアの複雑で割高な料金プラン設定との明確な違いを打ち出すため、楽天モバイルは月額2980円でインターネット使い放題の1プランのみを用意。しかも先着300万人までは月額料金が1年間無料という大盤振る舞いである。
もっとも、ネットが使い放題なのは大都市の地上など、同社が自前で構築した回線網につながった場合のみ。地下鉄や地下街、地方部などでは提携しているKDDIの回線につながり、その場合は月間で5GBまでしか使えず、容量をオーバーした場合は通信速度が1秒当たり1Mbps(メガビット)まで低下する。
とはいえ、1メガビットの速度があれば動画の視聴も可能であり、楽天モバイルのプランがかなりの訴求力を持っていることは間違いない。だからこそサービス開始後、どれほどのユーザーを集められるかに注目が集まっていたのだが、スタート直前に想定外の荒波に巻き込まれてしまった。