新型コロナウイルスによる肺炎が世界中に広がっている。私たちはどう備えればいいのか。麻酔科医の筒井冨美氏は「『感染したかも』と救急病院に駆け込む人が増えている。こうした時こそ冷静に対処すべきです」という。「やってはいけない5つのNG行動」を聞いた——。
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現役医師が語る「新型コロナ」であわててやってはいけない5大NG行動

新型コロナウイルスによる肺炎が世界的に流行している。今のところ、新型コロナへの有効性が証明されている抗ウイルス薬やワクチンはない。また、インフルエンザウイルスのような「迅速検査キット」もない。

このため有効なのは、風邪と同じ一般的な対策だ。手洗い・うがいの励行、マスクの着用、不要の外出を避ける、十分な栄養と睡眠をとることだ。一方で、あわてて「やってはいけないNG行動」を取っている人も多いようだ。今回は5つの観点から指摘したい。