人は眠らなければ生きていけない。起きている間のパフォーマンスを上げるには、質の高い眠りを、適切な時間だけ取りたいもの。最新研究の成果は?

適正な睡眠時間は7~9時間

適正な睡眠時間がどの程度かは人によって違いますが、ほとんどの人は成人で7~9時間の睡眠時間が必要で、足りないと心臓病やがん、糖尿病、うつ病などの発生率が高くなります。一定期間中の死亡率や各種病気の罹患率と睡眠時間の調査では、日米とも7時間前後を底として、それより短くても長くても数値が悪くなっています。

睡眠コンサルタント 友野なお氏

毎日3時間ほどの睡眠しか取らなくても生活に支障が出ない「ショート・スリーパー」も人口の5%未満存在しますが、そうなるのは遺伝的な要因が大きく、誰でも慣れれば短時間睡眠型になる、ということではありません。普通の人が6時間睡眠を2週間続けると、集中力や判断力などの脳の機能が丸1日徹夜したのと同レベルまで低下してしまいます。