ラーメン店をスペインに出店して大失敗

あたしは、人から教わった古典のまくらは使わないんです。自分が実際に体験したおもしろい話をまくらにする。なぜなら、それが一番おもしろくてお客さんにもウケるからです。本当にあったことなら、聞いた人が自分の体験と重ね合わせて「なるほどな」と思ったり、「そんな世界もあったのか」と食いつくんですね。

写真=iStock.com/Nattakorn Maneerat
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なかでもウケがいいのが失敗談です。人間が一生懸命やってるのにちっともうまくいかないおかしさっていうのを感じると、笑えるし、ホッとするんですね。「そうそう、おれもそうなんだよな」って。そこんとこを切り取ってしゃべると、聞いてる人は共感したり優越感を持つんですね。