「素顔のままで」「オネスティ」「ピアノマン」などで知られるアーティスト、ビリー・ジョエル。私生活ではさまざまな女性と浮名を流し、結婚を4回繰り返している。本人へのロングインタビューを収録した『イノセントマン ビリージョエル100時間インタヴューズ』(プレジデント社)より、その一部を紹介しよう――。(第2回、全3回)
※本稿は、フレッド・シュルアーズ著、斎藤栄一郎訳・構成『イノセントマン ビリージョエル100時間インタヴューズ』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。
さまざまな女性と浮名を流し、結婚は4回
さまざまな女性との浮名を流し、4度の結婚を経験したビリー・ジョエル。新たな女性と出会うたびに、そして恋に破れるたびに、ビリーはその思いをストレートに歌に託してきた。
第1回の記事にあったように、21歳のころビリーはバンド仲間で親友のジョン・スモールの妻エリザベスと意気投合する。その三角関係が原因で2度の自殺未遂を起こしているが、結局、ジョンと別れたエリザベスと付き合うようになる。
「お金もなくて、妻へのバレンタインデーの贈り物代わり」に書いたのが、『僕の故郷(You’re My Home)』だった。
僕の故郷はペンシルベニア・ターンパイクになることもあれば
早朝のインディアナだったり
カリフォルニアの丘の上だったり
つまり君が僕の故郷なんだ
早朝のインディアナだったり
カリフォルニアの丘の上だったり
つまり君が僕の故郷なんだ
と、エリザベスにぞっこんだったことがわかる。
『シーズ・ガット・ア・ウェイ(She’s Got A Way)』では、恋人を眺めているだけで気分がよくなるのはなぜかと純粋な気持ちを打ち明ける。
その秘密がどこにあるのかわからない
でもとにかくそこに理由なんてあるわけがない
でもとにかくそこに理由なんてあるわけがない