独自の高級路線で、V字回復を果たしたメガネスーパー

一方で「ファッション化」「低価格路線」に決別し、独自の高級路線で、V字回復を果たしたメガネスーパーの例もある。商品の平均価格も4万円ほどに上げ、視力検査なども有料化。「高価格ながらも高品質」のラグジュアリー感を前面に押し出すことで、アイケアに意識の高い層の需要を掘り起こしたといえる。まだまだメガネ業界に新たなビジネスが生まれる余地はありそうだ。

柴山政行
1965年生まれ。埼玉大学経済学部卒業。税務、コンサルティングの業務に携わりながら、会計教育を行う。『半分売れ残るケーキ屋がなぜ儲かるのか』『サバイバル会計学』など著書多数。
 
(撮影=横溝浩孝 写真=iStock.com)
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