「ハッシュタグ」を活用して投稿を検索
いつの時代も女子高生は流行に敏感だ。SNSなら企業が公開したばかりの情報がすぐ手に入る。自分から検索しに行かなくても、いつものタイムラインに情報が飛び込んでくるようになる。好きなブランドやショップをフォローしておくだけでいいのだ。
また、インスタやツイッターには「ハッシュタグ」という機能がある。「#コスメ」と投稿に記述されている場合、タップするだけで同じハッシュタグが付けられた投稿を検索できる。インスタではハッシュタグのフォローもできる。ただ、ハッシュタグは文章の補足や投稿のオチにも使われるため、検索結果に好み以外の情報も含まれてしまう。そこで、基本的にはアカウントのフォローで情報を収集している。
同じ「映え」が手に入るアカウントをフォロー
フォローするアカウントは、企業公式アカウントだけではない。好きな芸能人やモデル、インフルエンサーと呼ばれる人気アカウントなども含まれる。一例を挙げると、グルメでは「りょうくん」というアカウントが10代に人気だ。インスタとツイッターにグルメ情報を発信しており、インスタでは12万7000人、ツイッターは36万5000人ものフォロワーがいる。
人気の理由を女子大生に聞いたところ、「それほど高くなくて、SNSに映えるグルメをたくさん紹介しているから」と言っていた。確かに投稿されている写真はスイーツやカフェ風の食事が多く、しかもチーズがとろけていたり、盛り付けがかわいかったりと絵になる食べ物ばかりだ。
最近のSNSは、静止画から動画へと投稿内容が移り変わっている。「インスタ映え」も画像だけでなく、動画での見え方も重要になっているのだ。前述の「りょうくん」も、インスタのストーリーズに肉が焼ける動画やふわふわのスフレをカットする様子を載せている。こうしたアカウントをチェックして店に訪れれば、自分もすぐにSNSに映える食事に出合えるわけだ。ブラウザで検索して探すよりも、効率的で手っ取り早い。