「死の知らせを聞いたとき、いままでにない欠落感を抱きました」
高橋敏夫●たかはし・としお 1952年生まれ。文芸評論家。早稲田大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学文学部・大学院教授。専門は近現代日本文学。『藤沢周平・負を生きる物語』『ホラー小説でめぐる「現代文学論」』など著書多数。
こう語る文芸評論家の高橋敏夫さんは本書で、2009年4月に亡くなった井上ひさしさんの世界を縦横無尽に論じた。『ひょっこりひょうたん島』に代表される脚本、『吉里吉里人』や『手鎖心中』などの小説、そして言葉、思想、国家とあらゆるテーマを描いた数多の戯曲……。
「これだけ幅広いジャンルで自分らしさを発揮した人はどこを見渡してもいないからです」
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(永井 浩=撮影)


