昨年末から毎日、近所のスポーツジムに通っている。目的は1つ。体脂肪率を落として、筋肉質に変身すること。ある日、引き締まりに欠けたわが身に愕然としたのだ。このままではいけない。メタボが心配だ……。

それにしてもジム通いで汗を流すのは、なかなかの爽快感である。有酸素運動と無酸素運動を1日おきに行っているのだが、あるとき、有酸素運動であるエアロバイクをこぎながら考えた。「企業経営も筋肉質でなければならない」と。サブプライム問題で揺れているものの、世界で最も安心な有価証券とされる米国債の利回りは5%程度もある。企業が税引き前利益で同じ5%を稼ぎ出すには、もっともっと筋肉質でなければならない。

企業を人体に例えると、人材、設備などの固定資産は骨格、現金・預金は血液といったところ。材料という食べ物を取り込んで、それが売上債権という筋肉になる。食事を多く摂取しすぎると、増えるのは棚卸資産という名の体脂肪。活動のためにはある程度の体脂肪も必要だが、過剰になると脂肪過多になってしまう。

(高橋晴美=構成 ライヴ・アート=図版作成)