相続ほどまとまった資産が入る機会は、そうそうない。親族一同が価格の査定に神経を尖らせるのは必然だが、その“分け前”でモメたときに重要な役割を果たす「不動産鑑定」とは?
「結果が違うのは、ある意味で当然」
遺産分割協議において、遺族の“分け前”に直結する不動産の価値の見積もりは火種になりやすい。誰に頼むのかは大問題だ。単純に相談できるのは不動産業者。マーケットにも通じているし悪くない選択だが、不動産業者の査定は売却の売値を決める価格なので、法的な責任は問われない。
「相続人の親族間の仲がうまくいっていれば、それでもお互い納得するのでしょうけど、こじれて裁判になれば、不動産鑑定士に依頼するしかありません」
大手デベロッパー出身の渡辺晋弁護士が言う。
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