定年退職を迎えると、退職金という形で2000万円、3000万円というまとまったお金を手にする。しかし、マイナス金利のあおりを受けて、預金していても利息は微々たるもの。そこで、つい手を出してしまうのが投資なのだが、そこには思わぬ落とし穴がいくつも待ち受けているのだ。今回は「教育投資」について――。

※本稿は、「プレジデント」(2016年11月14日号)の掲載記事を再編集したものです。

なぜ、子どもの奨学金を親が返してはいけないのか

教育費は「聖域」と考えがちで、出し惜しみしないという人は多いでしょう。幼稚園から大学まで子どもにかかるお金は、オール公立で約1000万円、オール私立で約2500万円ともいわれています。塾や習い事など学校以外の出費も家族ごとに差があるものの、習い事にお金をかけすぎることは、将来の教育資金を前倒しで食いつぶしているのと同じなのです。